いまだに歩き出そうとしない~分水嶺Bコース完走記2~

7月13日

午後18時

 

新宿伊勢丹前に私はいた。

 

そこには、

ツヤツヤの髪に白いブラウス膝たけのスカート身にまとい

パンプスをはいた、きらきらしたOLさんが行きかっていて

 

7㎏のザックを背負って

奥多摩駅に向かう前、最後に炭水化物を胃に押し込もうと

丸亀製麺に入ろうとしている私はこう思うのだった

 

「私も10年前はそちらの世界の住人だったはず。。。」

 

私が新卒で入った会社はまさしく伊勢丹だった。

 

女を磨くことが正義だと信じてて

結婚は20代でするものだと信じていて

給料少ないくせいに1本9000円近くするアルビオンのスキンコンディショナーとか買って(今思うとくそ高いな)

その分お昼は社食の180円のざるそばで我慢したりして

毎日パンプスはいてカツカツ歩いて営業まわって

素敵なお店にディナーに連れてってもらえるのが

ステイタスなんだと思っていた時代が私にもあった。

 

なんなら、昔からの友達には

「あの時代のオツベルが一番かわいかった」といわれたりするが

 

まぁそりゃ汗だくで死臭ただよわせて自分のことうんこ呼ばわりしている女より

スカートひらひらさせてシャンプーのにおい漂わせてる女の方が可愛くなかったら世の中間違ってると思うから

全くもって異論1ミリもない。

 

こちら側の世界に来てしまったことを

いいんだか、悪いんだか、と思いつつ

まぁ少なからず、量産型女子でいることをあきらめて

世の中のほとんどの女性が経験しないことをこれから経験しに行くんだから

それはそれでありだな、と思って自分を肯定しないと生きていけないよな。

 

などと思いながら

汗だくになりながらかけうどんを食べ

 

「うどん食って滝汗。うどんてこんなに汗かくスポーツなのか」

 

とかくだらないことをツイートしながら奥多摩駅へと向かうのだった。

 

 

奥多摩駅を夜中0時にスタートし、翌々日の16時までに

長野県だか山梨県だか清里とか野辺山のあたりまで

とにかくひたすら山の中を歩く縦走大会、それが分水嶺トレイルだ。

 

22
とりあえず山と高原地図4枚分

 

 

鴨沢スタートのAコースと奥多摩スタートのBコースがあり、

去年はBコースは120㎞あったようだが、

今年はコースが変更されて97㎞だった。

 

まじで心の底、というより全俺の底から97㎞でよかったと思っている。

 

そんな分水嶺トレイルに出るためにはまず書類審査がある。

今までどんな山行をして、コースタイムのどのくらいで歩き、どういう装備でどんな天気だったのか。

 

分水嶺トレイルを歩ききれる山力があるかどうか、

途中でどんなトラブルがあっても対処できるかどうかをまず書類でふるいにかけるわけだ。

 

正直私の乏しい山行歴だけではたぶん受かっていないような気がするし、

私はソロだったら完走してないと思う。っていうかそもそも出ようとすらしてない。

 

私の出るチームには去年Aコースを女性1位でゴールしているエマちゃんがいたというのが大きいような気がしている

というか絶対にそうだが

書類審査も無事通過することができ、

そのほかの必須条件である山岳保険に加入したり、救命救急講習を消防署で受けたり、

ツェルトの使い方を教えてもらったり必携装備をそろえたりして、

当日を迎えた。

 

当日会社を早退し、銭湯を経由して奥多摩に向かっていたので

現地で着替えようとロングスカート姿で電車に乗りこむと、そこには

 

「おれ!今から!分水嶺出ます!」

という雰囲気しかまとっていない男性がうようよいて

 

そんな男性たちの間をすり抜けたあと、

 

「あいつスカートででんのかよwww」

 

と聞こえるように言われたので、

 

「でるわけねぇだろ」

 

と心の中とツイッターで毒づきながら(小者)

メロンパンをほおばりスタート地点へと降り立つのであった。

 

オツベル

97㎞歩いた先で手にしたのは うんこでぼろ雑巾の自分の姿だった ~分水嶺Bコース完走記~

こんにちわ。

最近はサプリババアとして日々大量のサプリを飲む毎日を過ごしているオツベルです。

私は先日、分水嶺トレイルという縦走大会に参加してきました。

 

まぁ、それがいいかとか出たいかとかは置いといて

世の中には110㎞のレースとか160㎞のレースとかあるじゃないですか。

制限時間30時間とか40時間なわけじゃないですか。

 

このレース(というか縦走大会)は

97㎞で獲得標高は9700mくらいで

制限時間64時間なんですよ。

 

またまた。

 

またまたまた。

 

またまたまたまたまた。

 

でっかいヨーロッパのアルプスじゃあるまいし、

97㎞で9700mも獲得標高あるわけないだろwwww

 

ていうか97㎞くらいで64時間もかかんねぇだろwwww

 

って思ってた。

 

思ってたよ。

 

それに女子3人で出ようっていうのだから

 

★体力不足でリタイアする

★制限時間に間に合わない

★チームを修復不可能なくらいクラッシュさせる

 

この辺りの想像しうる問題は

 

一番ポンコツで

レースの数日前まで大してコースの把握すらしてなくて

体力ないくせに文句だけは言う

私がすべて原因になるだろうなって私だって思ってたよ。

むしろ私が一番思ってたさ。

 

いやぁ、もうね、想像を絶してた。

 

行く前はこれは人生最大の冒険だ!アドベンチャーだ!よし!オラやるぞ!

完走だ!完走だ!完走だ!完走だ!完走だ!オイィイイイイイイイイ

img_0542

くらいに思ってたけど、

 

行ってみたらもうほんとに

そんな華々しいものなんて何にもなくて

ただただぼろ雑巾、またの名をうんこになっただけだった。

 

だめだよ。うんこになっちゃ。

 

だめだよ。身体の周りを虫が旋回しちゃ。

 

毎日オシャレしてお化粧して出かけよう。

汗のにおいじゃなくて香水のにおいを振りまこう。

 

だってわたしたち女の子だもの(妙齢)

 

そんな分水嶺Bコースの話を少しづつしようと思ったので

とりあえず書くよ宣言だけしにきました。

かなり遅筆ですがお付き合いください。

 

オツベル

レースレポートをなかなかUPしない件について

こんにちわ。

あいかわらずのお久しぶり。

オツベルです。

 

HURT1月に走ってるくせにどうなったんだろうか。

と思ってくれている方が地球に1人でもいるのであれば弁明するために筆をとりました。

 

レポートね、書いたんですよ。

むせび泣きながら。何日もかけて。

 

で、なんでそれを載せてないかって、Akimamaというアウトドアポータルサイトに短期連載という形で載る予定だったんです。

 

だから、大筋はそっちにUPするのを読んでもらおう、と思ってこちらにはUPしていなかったんです。

っていう文章もすでに5か月前に下書き保存して放置してました。

 

【ROAD TO HURT100 #1】

【ROAD TO HURT100 #2】

【ROAD TO HURT100 #3】

 

まぁそんなわけで興味のある方は読んでみてください(雑)

 

オツベル

 

 

ついに出発の日を迎えました

明けましておめでとうございます。

 

「サウナ入ってると風邪ひかないらしいぜ!」

 

と、サウナ入りながら友達に豪語した日の晩に風邪をひき、そこから2週間ずっと風邪が治っていないオツベルです。

ee413c32-b629-4781-9168-b79558071e6f
クリスマスに高尾歩いた日の夜

 

出発は本日の夜です。

 

もう笑うしかない

 

ははははは

 

 

 

前回、えまちゃんのことを書きながら、これを書いたからにはもう一人書かなきゃいけない人がいるなと思っていた。

 

このブログではなぜか一度も名前が登場していないが、この人と初めて出会った時のことを、私は鮮明に覚えている。

 

5年くらい前 (いきなり曖昧)

 

 

当時まだ前の会社で働いていた私は何かイベントごとがあれば顔を出していたし、イベントに顔を出せば何かしら新しい出会いがあって今よりも少し世界がきらきら輝いて見えていた時期だった。

 

雑誌の編集、スタイリスト、カメラマン、ブランドディレクター、プレス、デザイナー、イラストレーター、、、、

 

出会う人すべてが、それまで自分が生きていたごくごく普通のOLの世界にはいなかった

 

「今まで出会ったことのない素敵な人」

 

「いけてる人」

 

に見えていた。

 

そして、そんな世界において、無知で無名で繋がっても何の得にもならない私のことを受け入れてくれて、仲良くしてくれることも心地が良かった。

 

それは雑誌GO OUTが主催する代々木公園で開催されたOUTDOOR WEEKENDというイベントに出展していたときのことだった。

 

Run Boys! Run Girls!という、トレイルランニングショップが主催しているトレランシューズの試履きエリアに顔を出した時だ。

全くトレランに興味を抱いていない時期だったのでチャラついてビール飲みながらおしゃべりしに行っただけだったのだが、その人もそこに来ていた。

 

その人と私との間には共通の友達が何人かいて、山にいった帰りにイベントに顔をだしていた彼を紹介されたのだった。

 

その人の第一印象といえば

 

関西弁をしゃべる地味な人

 

この一言に尽きる。

 

img_4513
それまでの関西人のイメージ

 

 

きらきらしているように見えていた世界に突如現れた関西弁をしゃべる地味な人

フリースタイルダンジョンに突如現れたDOTAMA

img_4520

太陽系でいうところの海王星

img_4522

コンビニ界でのポプラ

img_4519

 

ちょっといい例えがみつからなかったので無理やり3つ書いたけど、そんな感じである

 

ただこの関西弁をしゃべる地味な人は、このときからファストパッキングなどで山を楽しんでいて「自分でテントを担いで泊まりながら旅をする」ということに憧れていた私にとって、自分の憧れのアクティビティを楽しんでいる人なんだな~とは認識したのだった。

 

その後私とこの地味な関西人とが急速に仲良くなる、、、、というようなことはなかったのだが、エマちゃんとこの人が同じ関西出身ということもあり仲良くなり、よく一緒に山へ行ったことを見聞きするようになった。

 

そして、時とともに私の中でこの「地味な関西人」は「山に連れてってくれる優しい関西人」というポジションにふんわり格上げされ、実際に自分が縦走用のザックを買ったり、テント泊登山用のテントを買ったりしたときには、えまちゃんと一緒に山に行くのに付き合ってくれた。

 

そう、その地味な関西人が

この男マサシである

img_5874
特徴はメガネ

 

 

ことの発端は2017年1月のフロストバイトという横田基地のハーフマラソンである。

 

通常出入りすることのできない福生の米軍基地が解放され基地内の滑走路とかを走れるハーフマラソンで、レース前、やたらハイテンションなふくよかな外人のインストラクターと一緒にやる「ZUMBA」

img_4523

 

参加賞のめちゃくちゃダサいけど着心地だけはいいスウェット

img_4516

 

それがおもしろいからとまさしさんに誘われて2年連続で参加していた。

 

冬、朝起きるのがつらくて全く練習できずにレースに参加し、案の定8㎞地点で走るのに飽きた。

 

ゴールタイムは2時間06分

 

普段走らないからこれが速いのか遅いのかわからない、という人のためにコメントすると、

 

普通に遅い

 

言い訳でもなんでもなく、私の実力なんてこんなものなのだ。

 

最後はなすびの着ぐるみを着た人と話しながらなんとかゴールしたが、このなすびがいなければたぶんもっと悪いタイムだったと思う。

img_9045

 

その打ち上げで餃子を食べながらなすびとマサシとしゃべっていて

4月にエントリーしているレース(けっこうハードな63km)に出るのに全く練習しておらず、さらには秋にある信越五岳とい110kmのレースに出たいからペーサーしてくれというふざけた訴えをする私に

 

まさしさんは信越のペーサーを快く引き受けてくれるとともに、毎週1回、朝一緒に起きて閾値走という練習方法に付き合ってくれることを提案してくれた。

 

閾値走というのは、私も詳しく知らないし厳密にはやり方もぜんぜん違うと思うのだけど、いつもよりキツメのペースで30分間だけ走るという練習だ。

 

ただ、このキツメのペースというのが、足の遅い私にとってキツイペースであって、付きあって走ってくれるまさしさんにとってはいたって走りやすい普通のペースで30分走るだけなので、この練習はのちのちOL連という名に変わった。(OLに付き合って走る練習の略)

 

そしてこのOL連は、少しづつ形を変えながらも毎週水曜日朝7時半~1年間続くことになる。

 

そして週に1回OL練をしながら

OMMliteに出たり

.albumtemp-2

信越五岳に出たり

.albumtemp

青梅高水を3ループ走る練習に付き合ってもらったり

img_3649

私の出たITJ(伊豆トレイルジャーニー72㎞)に応援に来てくれたり

.albumtemp-3

1年間ずーっと練習に付き合ってくれた。

 

わたしにとっては今や優しいお兄ちゃんのような存在だ。

 

そして、何がどういうわけなんだか、マサシさんも明日から一緒にハワイに旅立つわけである。

私が走ることに全く興味を持たず日々麦味の炭酸飲料に身銭をつぎ込んできた時代から、山を走る、ということをはじめ、そして徐々に成長してきた過程をずっと見守り、支えてくれたエマとまさしさん。

そんな強力な2人(とバヤさん)と一緒に

いざ天国と地獄が待ち受けるハワイへと旅立ってまいるのであります!

 

アディオス アミーゴ!

 

オツベル

汗とサウナとエマと

おひさしぶりです、オツベルです。私は元気です。

 

小学校の頃、担任の先生が独特の指導をする方で、出席点呼の時

「はい!元気です!」をデフォルトとして

体調がすぐれないときは

「はい!ちょっと風邪気味です!」

と、返事の後に自分の本日の体調を申告することを求められた小学校生活を思い出したりしましたが、皆様いかがお過ごしですか。

 

週1回更新を目標としていたのに、3日坊主精神丸出しで更新止まってしまいました。仕事が忙しかったとかもにょもにょ言い訳はいろいろあるのですが、単純にもう面白いネタがない。なーんにもない。今回つまんなかった。て言われるのが怖くて筆が全く進みませんでした 笑

そうこうしているうちにもうレースまで3週間とせまり、しかも今年ももう終わりかけてます。

 

もう書くことねぇなぁ~、と、鼻くそほじってたら大事なことを書いていないことを思い出しました。

 

 

 

大事なこと。

 

 

 

そう、EMMA a.k.a. 鬼軍曹 です

 img_0519

 

唐突に身の上の話始めちゃうんですが、私は、アウトドア(主にスノーボードとキャンプ)が好きってだけで、未経験でこのアウトドア業界にもぐりこんできました

 

最初は小さなクライミングパンツの会社でPRと企画を担当していてGoout campやNatural highなどのイベントに出展したりしている中で、いろんなアウトドア業界の人と知りあいになった私は当時まだ28才くらいで、もともと女性の少ないアウトドア業界のさらに所属がメンズブランドだったこともあって、まわりに自分と波長の合うような同世代の女性は一人もいなかった。

 

 

一緒にキャンプとか山とかいってくれる同世代の女の子の友達ほしいな~

 

 

と鼻くそほじくってた時に出会ったのがえまちゃんだ

 

出会いのきっかけは共通の友達の開いた飲み会。当時のえまちゃんは、まだ今みたいに山走ったり登ったりはしてなくて、当時偶然にもお互いスラックラインもというマイナースポーツをやっていたので、わ~こんなかわいくてアクティブで同じ年の女の子と一緒に遊びたかったんだよな~!と思った記憶がある

それからえまちゃんはどんどん山やトレランにはまっていき、長いレースにも完走するようになり山にも沢山いって、山力をぐんぐんあげて

 

 

え?何目指してるの?カモシカかなにか?

 

 

てレベルまで一気に駆け上がり遠くの方にいってしまった

一方私は特に何の変化もなく、今まで通りキャンプしてビール飲んで、飲み歩いては道端で目が覚めたり、記憶を宇宙の彼方までぶっとばしたり、クソみたいな恋愛をして知らない女に電話口であやまってと言われたり、鼻くそをほじくったりして過ごしていた。

そんな感じなので、山を駆け巡るえまちゃんと、下町で呑んだくれてた私は、今みたいに山に一緒に行くなんてことは一切なく、会うのはもっぱら飲み会やキャンプという、いわゆる飲み友達として過ごしていた。

そんなとき、私がコロンビアに転職をし、えまちゃんが会社をやめてフリーランスPRになることになった。えまちゃんはフリーランスになったことをきっかけに徐々にライターの仕事もはじめるようになった

 

一方私はといえば、入社して最初のランチで当時の上司に

「家どこ?練馬?じゃあ10kmくらいだから走って帰れるね!!」

と言われてカルチャーショックを受けていた。

家田

2
まさにこんなかんじだった

家田いる夫のその後を読みたい方はこちらへ→https://omocoro.jp/kiji/93322/

 

もちろん「走って帰れるね!」といった上司に、

 

「ばかみたいじゃないですか?」とは言ってない。

 

ただ、心の中では

 

 

思考回路どうなってんだよ…

 

 

とは思っていた。

入社した当時与えられた仕事はライフスタイルシューズの担当MDだった。

今考えれば、ライフスタイル担当なのだから別にトレランを始める必要なんてぜんぜんなかったのだが、靴業界に長く経験知識も深い諸先輩方と一緒に働くうえで、アウトソールとミッドソールの違いすら分からなかった当時の自分にとって正直自分の存在意義はフィールドに求めるしかなかった。靴の知識ではみんなと同じレベルで話すことはできなくても、ユーザー目線で誰よりも説得力の高い話ができるように、誰よりもフィールドに出かけよう、と思った。そうして、走るのなんて大嫌いだったけど、トレイルランニングも始めてみようかな~とうっすら思い始めたのだった。

 

この「うっすら」というのは

「黒姫ってレースのエントリーそろそろ締切か~ 13kmくらいならなんとかなるかなぁ~」

「まぁいっか、次で」

をく返す、という状態のことを指す。

 

そんなときに、何を思ったのかえまちゃんが

「斑尾高原の16kmのレースに一緒にでない?」

と誘ってくれた。

ここから私のトレラン人生ははじまった。

なんで誘ってくれたのか今となってはもうよく覚えていないけど、このお誘いをきっかけに、初めてロードランニングというのをはじめた。最初はもちろん1kmがめちゃくちゃ長く感じて、3kmで飽きて帰るを繰り返していた。5km走れるなんてすげぇ!10kmなんて異次元!って思ってた。

ほんとに山の中16kmも走れんのかな。。。そう思って出走したのが

このときのわたし オトベ、が、斑尾を走った(オトベ編)

最初は関門アウトになるかもって脅してきて、最後は走れと鬼のようにおいたてられたレースデビュー戦。正直今振り返っても人生で一番心臓飛び出るかと思った経験だ。

腹いせに、エマには鬼軍曹ってあだ名をつけてやった。

title
まじでエマ嫌いになるかと思うくらいキツかった

そこから、いまここに至るまではまぁ紆余曲折はあるのだけど、ばっくり言うとこうやって誘ってくれたことで私はトレランを始め、そして、わたしとえまちゃんは一緒に過ごす時間がどんどん増えていき、私たちの関係性もただの飲み友達から山友達に変わっていった。

ついでに言うと同時進行で私のふくらはぎも誇大化と硬化の一途をたどり、スカートとか恥ずかしくてはけないレベルに変わっていった。

 

はじめての縦走登山も、はじめてのロングトレイルも、はじめてのスノーランも、はじめての雪山登山も、えまちゃんが一緒に行ってくれた。

img_8302
地獄の1泊2日八ヶ岳全山縦走も行った

そんな大切な山友達のえまちゃん。

私の中で、レースのペーサーというものを頼むとしたら、一番の選択肢はエマだな~といつも思ってる。

ただ、ペーサーをお願いしたいレースがあっても、「あ~、その時期トルデジアン(7日間で330km走るレース)だから無理だわ~」とか「あ~TDT(160km玉川沿いを走る草レース)の後だから無理だわ~」とか、とんでもない理由で断られることが多いので正直あまり来てくれることを期待をしていないのも事実だ。

今回、HURTでペーサーやってくれない?とお願いすることにしたときも、

年末年始の休み明けだし、普通の人間なら絶対そんな時期に休みとってハワイまで行って

iedairuo

 

 

正直半分くらいは断られるだろうなと思ってた。

けどえまちゃんはマラ狂いの薬中なので(マンガ参照)、半分くらいは来てくれるかもしれない、と期待してもいた。

 

 

お願いしたのは自由が丘のサウナの中だった。いつものようにくだらない噂話をしながら、HURTの話を切り出した。ちなみに、こんな背景描写してみたけれど、特に感動するようなエピソードはない。

 

HURTきてくんない?

 

と、普通に聞いた。普通に聞いたが、三十路過ぎの独身女子2人が、サウナの中、160km走る話を持ちかけたというシチュエーションは普通じゃないような気はしている。

エマがその時なんて答えてくれたのかもよく覚えていない。覚えているのはお互いすっぽんぽんで汗だくだったってことだけだ。

 

仕事休めるかな~?って恐ろしく前向きな感じで答えてくれたような気がするし、まぁ結論快諾してくれた。晴れてHURTのペーサーをしてくれることになり、年明けのハワイの森の中を三十路過ぎの独身女子2人が汗だくで160km走るって奇特なシチュエーションが完成した。

 

 

正直、完走できる気なんていまだにぜんぜんしていない。

 

だけど、少なからず私が何か新しいチャレンジをするときには必ずエマちゃんがそばにいてくれたし、今回もそうってことだけはわかっている。そしてただ純粋に、そんなエマちゃんとハワイのトレイルを一緒に走れることがとても楽しみなのであります。

Processed with VSCO with a6 preset
一緒にゴールくぐれますように!

 

オツベル

HURT100メンタルレッスン

こんにちわ、オツベルです

omm
先日のOMMで、一切地図を読まないくせに、レンズを向けられるたびに地図を読んでるふりをしていた時の写真です。

 

 

 

もう完全に週1回更新とか言ったことを後悔しています。

 

 

突然ですが、私は、本名の下の名前を「はるか」といいます。

なので、学生時代から86という数字を好んでいる。

 

これは、もう、完全に高校時代に流行った19の326に影響されているのだけども

20150212235906.jpg
エモい

 

ポエティックなものに感情を重ねる思春期が私にもあった

 

さて。

 

皆様トモさん(a.k.a100mile神)を覚えていらっしゃいますか。

どんな人かはこちらの記事を参照いただくとして

どうせ当たらないという罠 HURT100エントリー編

 

ラッキーなことに、この神の働いている会社と、私の勤務する会社は同じビルに入っている。

6階が神で、7階が私だ。

 

このラッキーを利用して、私は神からHURT100にどうやったら完走できるかの秘訣を聞こうと、ランチに誘いだすことにした。

 

そして神を誘い出すためメールでやり取りをしていると、

ちなみに数字は1〜10で何が一番好きですか?

 

と、突然聞かれた。

 

へ?神何言ってるの?おみくじかなにか?

 

と思ったのだが、私はAB型なのでいつものように

 

8か6ですね~、

 

と、答えた。

 

 

そしたらこんなものが送られてきた

 

 

【HURTレッスン1】
HURTは5周です。
先ずは5という数字を大好きになってください。
5という数字が好きか好きじゃないか、
5という数字を良く理解しているか、していないかではレースの命運を分けます!
何でも5回やってみるのも良いと思います!
例えば皇居5周やサウナに5回入るとか、ジュースを5本買うとか!
何でも5回やってみると5という数字が身体に染みつくので是非やってみてください!
以上。

 

 

 

私の回答関係ねぇぇぇぇぇぇぇぇ

 

 

 

と、とりあえず思ったが、よくよく聞くと、HURT100は3周目でリタイアしてしまう人が多いそうだ。そしてそのリタイアの理由は、メンタル的な要素が多いとのことなので、5回繰り返すことに慣れておくことは本当に大切らしい。

 

とりあえず神の啓示に従い、5という数字をよく理解する、という哲学的なチャレンジにトライしてみることにした。

 

 

 

とりあえず携帯の待ちうけを5にしてみた

 

 

正直あまり効果はない。

 

次に、今まで毎週水曜日の朝に、皇居を1周少し早いペースで走る練習をしていたのだけど、

赤坂日枝神社の周りをぐるぐる5周する、という練習に変えた。

 

神社の周りを掃除している社人さんと10回くらいすれ違うのでそこそこ気まずいことがわかった。

 

 

そして朝駒沢公園3周するランニングは5周に変えた。

同時に、公園までの行き帰りを自転車に変える自分の怠惰ぶりを学んだ。

 

 

サウナも3ループだったのを5ループに変えた。

サウナおばちゃんたちの人間関係が垣間見れるようになった。

 

 

さすがに缶ジュース5回買うのは気が狂ってるとおもわれそうなのでやっていない。

 

 

そして、この生活を初めて始めてみて、ほかにもわかったことがある。

 

 

 

2度あることは3度あるかもしれないし、

仏の顔も3度までなら保てるし、

2回失敗しても3度目の正直はあるかもしれないけど、

 

5度はない。

 

 

 

後輩が同じミスを2回したらまだ許せるけど、3回目でおっと、そろそろいい加減にしてくれよって思うし、5回繰り返したら、え?なんなの?無能なの?ってなりませんか?

私はなる。

 

自分の過去の栄光をいつまでたっても飲み会で語り続けるおじさんに、2回までは、えー!すごーい!って言えるけど、3回目はそれもう聞いたよ、、、他に話ないのかよ、って思うし5回されたら

え?なんなの?まじでそれ以外ネタないの?だったらちょっと黙っててもらえませんか?ってなりませんか?

私はなる。

 

 

 

3日坊主という言葉からも、3回繰り返すことや、3回耐えることははそんなに難しいことではない。5回、という回数は、3回よりも格段に断然、もうそれはけた違いでしつこいしだるいのだ。

 

 

 

 

 

同じことを5回繰り返しているときのメンタルはこんな感じである。

 

1 フレッシュな気持ちや~

2 え、これほんとに5回もやるの?終わるの?なんなの?

3 え、まだ半分なの?まだ2周も残ってるの?なんなの?

4 ていうかほぼもう終わりだわ

5 ラストや~

 

 

もうね、2と3が超絶うざい。はてしない。

 

ということで、

 

結論:

5を深く理解しようとしたら、2と3がめちゃくちゃ嫌いになってきた。

 

(けど、3を超えると精神的に格段に楽になります)

 

 

 

はじめて人のためになることを書けた気がします。

 

以上。

 

オツベル

ハートを狙い撃ち HURT100で当選確率を上げる方法

こんにちは、オツベルです。

レース中に親切な人が撮ってくれて「あ~ちょっと逆光だなぁ~」と言われたけど、特にチェックせず、レース終わった後に見たら思ってたよりも逆光だった時の写真がこれです。

今日は、ククイナッツポイントの話をします。

マラソンにしろ何にしろ、レースに出るときはオンラインで申込みをする時代ですが、日本の場合はRUNNETというサイトを通じてエントリーすることが多く、海外レースの場合は、Ultra signup というサイトを通じてエントリーする場合がほとんどのようです。

hurt100
これがUltrasignupのHurt100のページ

このサイトはもちろん全文英語だけど、名前、住所、年齢とかわからなきゃむしろやばめの最低限の情報を入力して、アカウントを作成して、目当てのレースのページからエントリーボタン押すだけなので英語が苦手な人でも問題なく登録・エントリー出来ます。

HURT100の場合は、まずUltraSignupを通じて期日までにエントリーし、そのあと抽選があり、抽選に当たると晴れて出走権を獲得する、という形になります。

そして何度もお伝えしている

HURT100はくじ

って話ですが、100%全員が平等にくじなのかっていうとそんなことはなくて、ここに出てくるのがククイナッツポイントの話である。

このククイナッツポイントというのは、たくさん持っていると当選倍率が上がるといわれている魔法のポイントのことだ。

初めてのHURTや、初めての100mileだとククイナッツポイントが付与されるし、それ以外にもRD(Race Director)が「こいつおもろいやん」みたいになったら、たくさんククイナッツポイントが付与されるらしい。

ちなみに前回の記事で登場した100mile神トモさんは毎年HURTを走っているのだけど、レース中に腕立てしてククイナッツポイントたくさんもらってるって言っていたし、オナ神アンディは「HURT100にかける思い」を、英訳してもらい、アピール動画を撮影してYOUTUBEにUPしRDに送り、見事に出走権を獲得した。

まぁ、そんな感じでよくわかんないけど付与されるポイントなのだ。

ククイナッツポイントを大量に持っていれば当選するのであれば、RD特別枠みたいなもんだと考えていんじゃないかと私は個人的に思っている。

そして今年、私と同じようにアンディに蛇の道に巻き込まれエントリーした5人の中に、バヤさんという人がいる。

バヤさんも、アンディと同じように動画を撮影してYOUTUBEにUPし、見事当選した一人だ。

リンクははらないけど、今も公開されてて見れるよ。

ただ、このYOUTUEBにUPする裏ワザはすでにアンディがラジオで話しているし、動画送ったのに抽選で外れている人もいるので、動画を撮影してあげれば当選するってことではないと思う。

ここからは想像の話なのだが、

RDのハートに刺さるかどうか

が大事なんだと思う。

ハートだけに。

バヤさんがUPした動画をさらすのはさすがに気がひけるのでやめておくが、この動画をUPすることで獲得したククイナッツポイントは多分130ポイントくらいあったと思う(想像)ので、内訳を勝手に解説する。

はじめてのHURT100 ←5ククイナッツ獲得

はじめての100 mile ←5ククイナッツ獲得

YOUTUBEに動画をUP ←5ククイナッツ 獲得

動画のタイトルlet me join the HURT Family! ←10ククイナッツ獲得

動画をmahalo!(ハワイ語でありがとう)で締める←5ククイナッツ獲得

バックミュージック にTengoku Karano kaminariを流す ←100ククイナッツ獲得

以上トータル130ククイナッツ獲得=当確である

Tengoku Karano Kaminariを知らない人は、こちらから聞いてほしい。

やさしきウクレレの音で始まるハワイアンソングだ。

Gentle Giants from the countryside

Waimanalo, Nanakuli, and Waianae

They are the champions, in a foreign land

National heroes, famous idols in japan

まぁこの辺までは普通の日本人なら、英語だし内容の意味も考えずに耳触りのいい音楽として聞き流していくと思う。

様子がおかしくなるのはここからだ

Akebono〜

Musashimaru〜

And Konishiki〜

どう考えても聞き流せない単語が鳴り響く

Akebono〜

Musashimaru〜

And Konishiki〜

曲中に何回も繰り返されるこの3単語は、正直呪いのように頭にこびりついて離れなくなる

Akebono〜

Musashimaru〜

And Konishiki〜

この曲をRDが知ってたかどうかは不明だが、100ククイナッツ分の価値がある。と、思う。(ちなみにこの曲を歌ってるのは、IZというハワイで超有名なシンガーである)

They are Hawaii SUMOTORI

とハワイなまりの英語で曲中で説明されると思わず吹き出さずにはいられない。個人的に。

だから、来年以降もしこのRD枠を狙っていくなら、アロハシャツで日本の真冬のレースを完走するとか、上半身裸にレイを何重にも巻きつけて走るとか、水の代わりにココナッツを背負うとかしてその動画を編集し、バックミュージックにはもちろんIZのTengoku Karano Kaminariを流せば間違いなく当選すると思う。

あたりまえだけど、保証はしない。

そして、私もじつは、ククイナッツポイントをいくばくか狙いにいった。

まず初めての100mileで初めてのHURT100ってことをアピールした。すでにこの2つに関してはエントリー時にチェックする欄があるのにもかかわらず、それにチェックした上で、

「初めての100mileはHURT100って決めてました!HURTを完走して憧れの100milerになりたいとおもってます!頑張って走るから走らせてください!」

お見合い大作戦の告白タイムさながらのコメントを、書いた。

もちろんそんなコメント欄なんて存在しない。関係ない欄に書いた。このコメントが嘘かホントかということはこの際置いておいて、書いたのは事実だ。

あと、UltraSignupのプロフィール写真を、受けがよさそうな写真に設定した。

img_1714
名古屋犬山の桃太郎神社にやさしい鬼は存在する

アンディにはこれにしろって言われたが、却下した。

私の設定した写真はこれだ

img_7752
八ヶ岳に行ったときエマちゃんが撮ってくれた

この写真、きついルートを笑顔で頑張って走ってる女の子っぽい!!

(実際はうんこの話とかしてケラケラ笑ってただけ)

なんかRDのハートに刺さりそう、、、!

ハートだけに。

と思ってプロフィールに設定した。

そして見事当選した。

もちろん、ただほんとにくじ運がよかっただけかもしれないのだけど、こういう、ほんとか嘘かわからないような都市伝説があるのも、アメリカのレースらしいな~と思うので、ぜひ来年のエントリーを考えてる人は、このククイナッツポイントを狙いにいっていただきたいな、と思っております。

以上ククイナッツポイントの話でした。

Akebono〜

Musashimaru〜

And Konishiki〜

オツベル

どうせ当たらないという罠 HURT100エントリー編

こんにちは、オツベルです。

img_3574
先日ドレスコードデニムのBBQをしたのですが、周りがおしゃれにデニムを着こなす中、一人お子様感ほとばしってた時の写真です。

 

 

皆さんは井原知一(通称トモさん)をご存じだろうか。トレイルランニングをやっている人以外はまず知らないと思うが、トレイルランニング界、とりわけ100mileという世界では有名人である。なんなら日本100mile界の神的な存在である。

 

たぶん。知らんけど。

 

なぜなら彼は100miles 100times、つまり、160km(100mile)を、人生で100回走る、ということを人生の目標に掲げており、そのライフワークを友人たちとpodcastで配信している。

 

まぁ、正直、このラジオを聞いたからって100mileチャレンジしたい!

 

…とは残念ながら私はぜんぜんならないのだけど、

純粋にトモさんという人が非常に面白い人で、毎回、ごめん、ちょっと何言ってるかわかんないwwwwみたいなことばかり言ったりやったりしているのでラジオとして聞いてて面白い。100mileもすでに40回(くらい)完走もしていて、その中にはレース以外にも400メートルトラック400周したり、トレッドミルで160km走ったりしてるのもあったりする。

 

よってつまりは、走るのが好きな頭のネジの外れた神って理解でほぼ間違ってないと思う。

 

たぶん。

 

これがHURTを走るトモさん a.k.a 100mile神

 

まぁ、そんな100mile神には直接お会いして話したことは実は数回しかないのですが、そんなトモさんから、8月某日の朝、突然メールがきた。

 

HURTおめでとう!

 

そこには、こう書かれていた。

 

…は?

 

…まさか

 

そう、この日はHURTの抽選の日だったのだ。

 

前回も書いたが、HURT100には参加資格がない。必要なのは走りたいという情熱と運だけだ。

普通100mileレースは、その前に何個もレースを完走して資格を満たしていないと、エントリーさえできない。エントリー資格を満たしていても抽選で外れたりするレベルだ。

だから、正直出走できる時点である程度実力は証明されているし、トレイルランニングをやってる人であれば100mileレースを完走し、100milerと賞賛されることに憧れを抱く人も少なくない。

じゃあお前もそうなのかと言われれば、正直私は100mileとか全くもって興味なくて、そもそも稀代のめんどくさがりなのでエントリーするために他のレースに出てポイントためたりする行為がめんどくさくて無理ってのもあるし、それより何より、

 

え、160km走るとかまじ狂気の沙汰じゃね?

 

と、思っていたし、なんならむしろ今もそう思っている。

 

じゃあなんでエントリーしてんだよwwwって話ですよね。頭悪いのかな?って感じじゃないですか。まあ多分そうなんですけど、まあ、その理由を話すにはHURT100のレースの特徴を書くことが必要になってくるので、まず、HURT100の特徴をあげていこう。

 

1.エントリー資格がいらず、誰でもエントリーでき、エントリー権はくじで決まる。

2.32kmのコースを5周する。

3.5周のうち、4周目と5周目は、選手に並走してくれるペーサーというのをつけれる。

4.開催がハワイである。

 

大事なことなのでもう一度いいます。

 

開催がハワイである。

 

そう、ハワイなのだ。

 

ハワイ…HAWAII…

 

…ハワイ行きたい。

 

…そう、お気づきだとは思いますが、エントリーした理由は、ハワイに行きたいという邪(よこしま)な思いからである。

 

チャレンジしたいという情熱を前面に押し出して説得した私を、展示会時期なのに快く送り出してくれた会社の理解溢れる素敵な上司の方々には、お願いなのでこれ以上読まないでいただきたい。(見てないと思うけど)

 

あと、HURT100に出たくて何回もエントリーして何年も抽選に外れている、尊敬すべきランナーの方々、こんなやつがエントリー権あたってしまい本当に申し訳ないです。

 

レースが展示会の時期にかぶってることは抽選の前から知っていたし、自分が100mile走るにはちょっとまだ早いってことも理解している。だからまぁハワイは行きたいけれど、現実的には無理かなと思い、最初は当たるかわからないくじにエントリーすること自体を躊躇していた。

 

「私は展示会もあるし、ちょっとやめておこうと思います。。。」

最初はそう言っていた。

 

え?誰に?て感じだと思うので、もう一つ説明をすると、先ほどレースの特徴ってとこに書いたようにこのレースは5周の周回レースで、3周目と4周目はペーサーをつけることができる。

そしてこのペーサーにはエントリー権も必要ないし、HURT100に関してはエントリー費用もかからない。

だから、もし、自分の友人の誰かが選手としてのエントリー権があたりさえすれば、周りの人間はペーサーをするというボランティア名目のもとハワイにくっついて行き、みんなでわいわいビール飲んだりサーフィンしたりハワイを存分に楽しんだ後、

90km近く走ってゾンビのようになった人間の形をしたゴミ屑みたいなやつと一緒に、32kmくらいちょろっとだけ走ればいいのだ。

 

これに気付いた人間がいる。

 

アンディである。

 

アンディはというと、神でもなんでもなくて、まあ、しいて言うなればレース前には一週間オナ禁して毎回ビシッと完走するオナ神である。去年のHURT100もオナ禁完走済みだ。

img_3667
この左がアンディ。下ネタがひどい以外はめちゃくちゃいい人。

 

そんなアンディが、OMM Liteというレースに出た打ち上げで、言い出した。

 

「まじでみんなでハワイ行ったら超楽しいからとりあえず全員HURTエントリーしようぜ」

 

こうやって蛇の道に巻き込まれてエントリーしたのが私含めて5人いる。それに対しての私の最初の回答がさきほどのあれだ。

 

「私は展示会もあるし、ちょっとやめておこうと思います。。。」

 

けど、アンディは引かずにこう言った

 

「おとちゃん、HURTの抽選倍率は9倍くらいで、どうせ当たらないんだからとりあえずエントリーしようぜ」

 

9倍かぁ、たしかに当たんなそうだなぁ、と、このときは思った。

 

みんなが口を揃えて当たらないという東京マラソンの抽選倍率は12倍。アンディがいったHURTの倍率が9倍というのがほんとならば、まぁ、ほんとに当たらなそうに思える。けど、いま調べてみたら今回のHURT100は135人の出走権に対しエントリーは430人。抽選倍率は約3倍じゃねえかこのやろう。

 

まぁ、それでもエントリーをしたのは自分なので、責任をなすりつけるわけではない。

 

半分くらい、そんな当選倍率なのに万が一私なんかが当たったらちょっとおもしろいな、と思ったのはまぎれもない事実である。東京マラソンも、どうせあたらないしな、と思ってエントリーする人がほとんどだし、当たったらおもしろいなって軽い気持ちでとりあえずエントリーしてみる人もいて、当たって焦る人もいるじゃないですか。あれと一緒です。

 

今、自分で東京マラソンと一緒、って書いて、エントリー理由を9文字で表現できたことに実は内心驚愕しているのだけど、まぁそんなことはどうでもよくて、そんなこんなでエントリーをすることになり、話は冒頭のトモさんからのHURTおめでとう!のメールに戻るわけだ。正直、このトモさんからのメールを見て、震えた。

 

震えてから笑った。

 

 

そしてそっと携帯を閉じた。

(厳密にはiphoneなので裏返した)

 

 

…やばい、まじで当たってしまった。会社どうしよう。展示会どうしよう。練習どうしよう。ていうかどうしよう。どうしようどうしようどうしよう。

どうしよう。としか思えなくて、朝9時半にもらったメールに、夜の23時まで見て見ぬふりをした。なんなら、その日一日は極力携帯電話自体を遠ざけて過ごした。

意を決して返信した内容も、

 

 

当たると思ってなかったので、ゾワゾワしてます

 

 

というわけわからない表現に落ち着いた。

 

そして翌朝

img_3557

神が返信してくれたメールは、どこまでもまっすぐだった。こんなふざけた末端ランナーにもこんなに優しく接してくれんのかよ。。。眩しすぎる。。。

 

なんなら後光さしてた。メールからすら後光が見えた。視力もってかれそうだった。

 

 

 

これは、、、もう、、、、腹を、くくるしかないな。。。

 

 

すっと目をとじて(二度寝)、私はそう悟ったのだった。

 

 

 

と、いうことで第2回エントリー編をお送りしました

 

第1回目を投稿したら、いろんな人から読んだよ!おもしろかったよ!160kmがんばってね!と言っていただき、うれしい限りです。ありがとうございます。もっと言ってください。

と、同時に、あんなの1回目に書いたらつづかないよ!とも言われ、自分でも非常にそう思っています。めっちゃ時間かかるし。照英ネタも1回しか使えないし。

毎回期待に添えるようなものは書けないと思いますが、HURTの1月まで週1回目標で更新していく予定ですので、お付き合いください。

よろしくお願いします。

 

オツベル

なぜ、いま、ブログなのか

こんにちは、オツベルです。

Processed with VSCO with a6 preset

今年の夏に八ヶ岳全山縦走中に足の裏がファイアーして死にかけた時の写真です。

ブログというものが流行り始めてもうずいぶん時間がたちましたよね。

私は今まで、ブログをやってみようかな〜と思ったことは何度もあるし、なんならこっそり書いてたこともあるんだけど、残念ながらまじで3日坊主で終わることがほとんどで

 

 

ああ、3日坊主って私のための言葉かもしれない…

 

 

って思ったりしてるくらいなんですが、

 

じゃあ、なぜ、いまさらブログはじめちゃったのか。

 

ライターとかブロガーを目指してる

 

…違います

 

自意識を持て余している

 

…違います

 

妙齢を迎え、こじらせた思いを吐き出す場所がほしい。

 

…違い…あながち否定もできない。

 

まぁ、簡単にいうと、わたし、

 

年明けにハワイに行くんですよ。

 

は?って思った人

 

まあ待ってくれ。

 

HURT100

 

っていう160kmのトレイルランニングのレースに出ることになったんですよ。

 

へ?なにそれ?おいしいの?

 

て思った人。

 

実はわたしもです。

 

The Hawaiian Ultra Running Team’s Trail 100-Mile Endurance Run

正式名称なんて正直どうでもよい。

 

とにかく私は、年明けハワイを160km走る。

 

なぜなのかはよくわからない。

 

トレイルランニングに限らず、

英検はいきなり1級は受けないし、

柔道は白帯からだし、

新入社員は名刺の渡し方から習うし、

ズボンを履く前にパンツを履くし、

人間はやがて死ぬ。

 

 

どの世界にも順序ってものがある。要するに、経験積んで満を持して挑戦!!

てやつが、160km走る人に求められてる段取りだと思うのだ。

 

 

 

わたし、全然、満を持してない

このままじゃ絶対完走できない

 

とにかく、謎のくじ運を大爆発させてエントリーができてしまった。

(このレースの出走権はくじで決まる)

 

 

しかも。

 

走るのは展示会の真っ只中。

 

私、コロンビアっていうアウトドアアパレルでMDっていう仕事をしておりまして、

年に2回展示会があるんですよ。

 

展示会は展示会でも

芸能人とかモデルさんがinstagramの中で

●●ブランドの展示会でオーダーつけましたー💓

って言ってるキラキラしたやつじゃなくてね、

 

海外ではOTSって呼ばれてて

すなわちOrderを Takingする Show

簡単に言うと半年間の会社の売り上げを決める大事な催し物なんです。

 

 

芸能人とかまるで来ない。

照英くらいしか来ない。

 

 

そんなものが開催されている中、わたし、ハワイで160km走るんですよね。

 

気が触れてるとしか思えないですよね。

多分そうなんだと思います。

 

けど、エントリー権が当たったのが8月。いまが10月末。

ずっと悩みに悩んでて

わたしHURT100走ります!って宣言がなかなか出来てなくて

 

半分くらいは、会社の上司に

 

展示会に出ないなんてダメだから行くな

 

って言われないかなぁ〜

なんて、走らない責任をなすりつけることすら考えていたのだが、

 

意を決して上司に

 

海外レースにチャレンジしたいんです…!(展示会中に)

 

って伝えてみたら、意外にも

 

俺は仕事よりも自分のプライベートでやりたいことを優先するべきだと思うよ。

プライベートがあっての仕事だと思うし、俺みんなの人生の責任なんて背負えないしさ、好きなことやりなよ。

行ってもいいんじゃない。

 

って言われて、

 

 

……ふぇ?

 

ま、まじで?

 

…思ってたんと違う!!(めっちゃいいやつやん…!!)

 

 

ってなった。

そんで、その勢いでこのブログ書いてる。

 

 

ということで、晴れて無事にHURT100に参加できることになりました。

残り2カ月で何ができるのか甚だ謎は深まるばかりなのですが、

2ヶ月間のチャレンジの軌跡を残していこうと思います。

練習とか対策とかよくわからないので、

周りのいろんな人の知恵をあてにしながら

その知識をここで共有しつつ、Road to HURT100編を書き始めようと思います。

DSC01645 ほ、ほんとに行けるのかなぁ、ハワイ。。。

(写真は沖縄)

オツベル