こんにちは、オツベルです。

今日は、ククイナッツポイントの話をします。
マラソンにしろ何にしろ、レースに出るときはオンラインで申込みをする時代ですが、日本の場合はRUNNETというサイトを通じてエントリーすることが多く、海外レースの場合は、Ultra signup というサイトを通じてエントリーする場合がほとんどのようです。

このサイトはもちろん全文英語だけど、名前、住所、年齢とかわからなきゃむしろやばめの最低限の情報を入力して、アカウントを作成して、目当てのレースのページからエントリーボタン押すだけなので英語が苦手な人でも問題なく登録・エントリー出来ます。
HURT100の場合は、まずUltraSignupを通じて期日までにエントリーし、そのあと抽選があり、抽選に当たると晴れて出走権を獲得する、という形になります。
そして何度もお伝えしている
HURT100はくじ
って話ですが、100%全員が平等にくじなのかっていうとそんなことはなくて、ここに出てくるのがククイナッツポイントの話である。
このククイナッツポイントというのは、たくさん持っていると当選倍率が上がるといわれている魔法のポイントのことだ。
初めてのHURTや、初めての100mileだとククイナッツポイントが付与されるし、それ以外にもRD(Race Director)が「こいつおもろいやん」みたいになったら、たくさんククイナッツポイントが付与されるらしい。
ちなみに前回の記事で登場した100mile神トモさんは毎年HURTを走っているのだけど、レース中に腕立てしてククイナッツポイントたくさんもらってるって言っていたし、オナ神アンディは「HURT100にかける思い」を、英訳してもらい、アピール動画を撮影してYOUTUBEにUPしRDに送り、見事に出走権を獲得した。
まぁ、そんな感じでよくわかんないけど付与されるポイントなのだ。
ククイナッツポイントを大量に持っていれば当選するのであれば、RD特別枠みたいなもんだと考えていんじゃないかと私は個人的に思っている。
そして今年、私と同じようにアンディに蛇の道に巻き込まれエントリーした5人の中に、バヤさんという人がいる。
バヤさんも、アンディと同じように動画を撮影してYOUTUBEにUPし、見事当選した一人だ。

ただ、このYOUTUEBにUPする裏ワザはすでにアンディがラジオで話しているし、動画送ったのに抽選で外れている人もいるので、動画を撮影してあげれば当選するってことではないと思う。
ここからは想像の話なのだが、
RDのハートに刺さるかどうか
が大事なんだと思う。
ハートだけに。
バヤさんがUPした動画をさらすのはさすがに気がひけるのでやめておくが、この動画をUPすることで獲得したククイナッツポイントは多分130ポイントくらいあったと思う(想像)ので、内訳を勝手に解説する。
はじめてのHURT100 ←5ククイナッツ獲得
はじめての100 mile ←5ククイナッツ獲得
YOUTUBEに動画をUP ←5ククイナッツ 獲得
動画のタイトルlet me join the HURT Family! ←10ククイナッツ獲得
動画をmahalo!(ハワイ語でありがとう)で締める←5ククイナッツ獲得
バックミュージック にTengoku Karano kaminariを流す ←100ククイナッツ獲得
以上トータル130ククイナッツ獲得=当確である
Tengoku Karano Kaminariを知らない人は、こちらから聞いてほしい。
やさしきウクレレの音で始まるハワイアンソングだ。
Gentle Giants from the countryside
Waimanalo, Nanakuli, and Waianae
They are the champions, in a foreign land
National heroes, famous idols in japan
まぁこの辺までは普通の日本人なら、英語だし内容の意味も考えずに耳触りのいい音楽として聞き流していくと思う。
様子がおかしくなるのはここからだ
Akebono〜
Musashimaru〜
And Konishiki〜
どう考えても聞き流せない単語が鳴り響く
Akebono〜
Musashimaru〜
And Konishiki〜
曲中に何回も繰り返されるこの3単語は、正直呪いのように頭にこびりついて離れなくなる
Akebono〜
Musashimaru〜
And Konishiki〜
この曲をRDが知ってたかどうかは不明だが、100ククイナッツ分の価値がある。と、思う。(ちなみにこの曲を歌ってるのは、IZというハワイで超有名なシンガーである)
They are Hawaii SUMOTORI
とハワイなまりの英語で曲中で説明されると思わず吹き出さずにはいられない。個人的に。
だから、来年以降もしこのRD枠を狙っていくなら、アロハシャツで日本の真冬のレースを完走するとか、上半身裸にレイを何重にも巻きつけて走るとか、水の代わりにココナッツを背負うとかしてその動画を編集し、バックミュージックにはもちろんIZのTengoku Karano Kaminariを流せば間違いなく当選すると思う。
あたりまえだけど、保証はしない。
そして、私もじつは、ククイナッツポイントをいくばくか狙いにいった。
まず初めての100mileで初めてのHURT100ってことをアピールした。すでにこの2つに関してはエントリー時にチェックする欄があるのにもかかわらず、それにチェックした上で、
「初めての100mileはHURT100って決めてました!HURTを完走して憧れの100milerになりたいとおもってます!頑張って走るから走らせてください!」
お見合い大作戦の告白タイムさながらのコメントを、書いた。
もちろんそんなコメント欄なんて存在しない。関係ない欄に書いた。このコメントが嘘かホントかということはこの際置いておいて、書いたのは事実だ。
あと、UltraSignupのプロフィール写真を、受けがよさそうな写真に設定した。

アンディにはこれにしろって言われたが、却下した。
私の設定した写真はこれだ

この写真、きついルートを笑顔で頑張って走ってる女の子っぽい!!
(実際はうんこの話とかしてケラケラ笑ってただけ)
なんかRDのハートに刺さりそう、、、!
ハートだけに。
と思ってプロフィールに設定した。
そして見事当選した。
もちろん、ただほんとにくじ運がよかっただけかもしれないのだけど、こういう、ほんとか嘘かわからないような都市伝説があるのも、アメリカのレースらしいな~と思うので、ぜひ来年のエントリーを考えてる人は、このククイナッツポイントを狙いにいっていただきたいな、と思っております。
以上ククイナッツポイントの話でした。
Akebono〜
Musashimaru〜
And Konishiki〜
オツベル